▼003

もう11月も後半。

ついこの間誰かが話していたけれど、11月が一番「もうこんな季節か!」って思う時期。

今年に入ってお笑い熱が再熱して、丁度正月にお笑い専用のツイッターアカウント作ってますから、それからもう一年が経とうとしていると考えると恐ろしくて仕方がない。

 

最近だんだん劇場に足を運ぶ回数が増えてきているけれど、そんな中で色々と考えることがある。

お笑いのライブに対しての対等な対価って一体なんなんだろう、とか。

演者が舞台に立ってライブをする。観客はチケット代金を払ってそれを観る。

そこに人としての感情はまったく存在しない。

これが一番分かりやすくて簡単な等式だと思う。

 

でも、この関係だけじゃ成り立たないよなーって。

お笑い以外でもそうだけど、何かを買った時って感情ありきだと思う。

お笑いで言えば「私(観客)が面白いと感じる」が大前提としてあって、それに対してお金を払う。

だからつまらなかったら「損をした」とか思うわけで。

 

逆に演者側としても、何かをし続ける時って周りからのリアクションがないと続かないと思う。

観客の笑い声だとか、面白かったっていう感想だとか。

観客がそういう何かしらのリアクションをすることで、演者はまたこちらに良い感情をもたらしてくれると信じているし。

信じてるってとこがなんとも曖昧だけれど。

対等な対価って難しい。そういう結論。

 

そして似てるようで似てない話がひとつ。

劇場に足を運ぶようになって気になったんだけれど、出待ちってなんなんだろう。

ライブの感想を話したりサイン書いてもらったり写真撮ったりするんだろうということは何となく想像は出来ているけど。

なんだろうなー、結局私は演者のプライベートな姿を見たくないっていう気持ちがあるんだと思う。

まあ、ファンの前で完全にプライベートな姿を見せることはまずないとは思うけど。

 

芸人さんは演者として舞台上だけで観ていたい、自分はそれを観ているただの観客でいたい、という感じ。

私の中で芸人さんを好きになる時の要素に人間性も含まれるけど、それは演者としての人間性であってその人個人の人間性じゃないんだよなあ。

自分の中でもこれがどういう感情が分からないけど、ただこじれてんなー!とだけは思う。

 中学生とか高校生の頃はもっと純粋だったんだけどな。

 

あと芸人さんと直接話したら絶対に何かしら貢ぎたくなると思うからしない。

貢ぐって言うと言葉が悪い。何かしら差し入れたくなっちゃうから。

ぶっちゃけみんな何を差し入れたりしてるんだろう。

疑問のうちのひとつ。