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2014年5月26日月曜日、19:00開演。あさくさ劇亭。

ザ・ギース&ラブレターズ 30日間日替わり興行「浅草のニュー喜劇人」感想。

 

 

 前口上 (ザ・ギース)

 

 

 後口上 (ラブレターズ

 

  • ニューヨーク 「同僚」

 

 企画 「ナタリー進路相談」

 

 

ニュー喜劇人、5日目を観に行ってきた。絶対一回は観に行こうと思いつつ、何日に行くか迷ってた時にゲストでニューヨークが発表されたもんだからこれは行かねば!と衝動的にチケット購入。当日、劇場というよりも小屋という表現が似合う小さな会場にドキドキワクワクしつつ着席。ザ・ギースは番組観覧や劇場でネタを観たことがあったけれど、ラブレターズのネタを生で観るのは初めて。

そして事前にこの興行に関しての情報をほとんど入れずに観に行ったもんだから、てっきりネタ4本(各コンビ2本ずつ)だと思い込んでたんだけれど、各コンビしっかりネタ4本ずつやって、ゲストのネタも加えたら9本ものネタが観れて、そんでもって興味深い色んな話が聞けた企画があって、予想をはるかに超える充実な内容。ここ最近60分公演を観に行くことが多かったんだけれども、やっぱり90分公演は良いものだ!

 

前口上では尾関氏曰く、溜口氏が楽屋の飲み物に「それワイのやで」と急に関西弁になったり、前口上のBGMをピアノで弾いてる高佐氏が急に戦場のメリークリスマスを弾き始めたり、確実にみんなが狂い始めてるらしい。それにしてもピアノ弾けるんですねってことにビックリだったよ(笑)。

 

ネタについては、月曜日が男性割引の日ということで、それぞれ「そういう感じのネタ」にしたということだったんだけれども、全然付いて行けた。むしろそっちの方が好き。ラブレターズの「夜の先生」なんかは思い切りそういうネタだったけれど、めちゃくちゃ笑ってしまったもんなあ。

 

あとネタ中に出てくる単語がもうたまらなく面白かったのが、ザ・ギースの「宇宙人の浮気」。ツボにハマった台詞を思い出せる限り書き出していきたいくらいなんだけれどもネタバレになっちゃうから心の中に留めておく。誤魔化してる時の台詞とか、オチの台詞とか、すっごくツボだった。

 

そして企画、お笑いナタリー進路相談。冒頭のトークで屋敷氏が劇場を見てずっとニヤニヤしていたという話や、エレベーターの狭さをニューヨーク二人でイジるという舐めた態度を指摘される。ザ・ギース曰く「楽屋入ってすぐウンコしたからね!」。

最初のラブレターズの相談は「他に差をつけるために何を頑張ったらいいか」。編集長曰く「ラブレターズはラジオをやっているのが大きい。二人とも好きでやってるのがいい。一生の仕事」。確かに私がこのライブを観に来ようと思ったきっかけの一つがラジオなので、本当にそう思う。そして真剣なトーンで語る溜口氏にキレる屋敷氏と、それに対して「何奢って欲しいんだよ?」と返す流れが面白かった。ラブレターズとニューヨークのやり取りは微笑ましいね~。

次のザ・ギースの相談は「どう見られているか?」というもの。編集長曰く「頭が良いという風に見られてるのが損してる」だったかな。屋敷氏の二人の初見の印象「センス兄さん」、嶋佐氏の「尾関さんは見た目も中身もジャイアント馬場」という発言にめちゃくちゃ笑った。私は正直、まだザ・ギーズの人となりを知らないので、ネタ以外の部分ももっと知っていきたいと思った。

そして最後のニューヨークの相談は「個性がない」だったような。ニューヨークに関しては編集長に相談というよりも、ラブレターズとザ・ギースの方が口出ししてた印象が強い。「おまえらばっかり!」というツッコミに、「売れます」と断言する一同。それにしても溜口氏に「弱点がない」とか、「平場強い」とか言われててめちゃくちゃ嬉しそうだった(笑)。あと「いきなりゴールデンで冠とか決まったらいい」という夢も口にしていたかな。本人も話してたように、今活躍している先輩の壁は厚いし、とんでもなく時間はかかるだろうけれど、そういう立場で活躍できる人たちだと思うから本当に叶って欲しいなー。

 

そして写真撮影とじゃんけん(毎回じゃんけんで負けた人が100円を払い、千秋楽で山分け。今回は塚本氏が負け)を行って、終演。

 

とにかく面白いライブだった~。4割くらいゲスト目当てだったけれど、二組ともネタが全部面白くってこれはもう再び観に来なければ!と確信。アンケートにもまた来ますって書いて出したし、次回のチケットももう購入した。

前からザ・ギースもラブレターズも面白いと思っていたけれど、多分今回のライブが「30日間日替わり興行」と銘打たれたものじゃなければ観に来ることは無かったんじゃないかな。そう考えるとやっぱりすごくいいライブだと思う。翌日まで余韻の残るライブってのは絶対に面白かった証拠だからね。その感覚がとても好き。